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最後までつくらない。
こんにちは。今日から世間はゴールデンウィークです。
今日、ワタナベは鹿沼の外れの農村地帯にある親戚の家に行ってきました。と言っても特に用はなく、お茶を飲み、ヨモギ団子をよばれ、世間話をするという、のんび〜りな訪問。ただ、そこでとても嬉しい出会いがありました。
ふと、トイレに行くために通りかかった台所にそれはありました。一見なんの変哲もない食器棚。でもよく見るとなんだか美しい。見れば見るほど引き込まれる。しばらく黙って見入ってしまいました。
なにが美しいって、そのガラスの引き戸。モザイクに凹凸がついていて、中に収納された茶碗やコップ、お皿の色によってガラス自身が何色にも輝いています。食器だけではなく、このガラスの引き戸だけでもなく、両者があって初めて美しい外観を作り出す。生活感とカッコ良さの両立に感動しました。
聞けば、この食器棚は30年前の建築時に大工さんがこの作り付け食器棚をこしらえてくれたんだそうです。30年前の職人センスに尊敬。きっとこの住宅に似合った食器棚をデザインしてくれたんだろうなぁ。
食器が収納されて初めて美しさを放つこのデザインを意図していたのかは分かりません。ただ、人が使わずに見ているだけの方が美しいデザインより、人が使って初めて美しくなれるデザインを生んだこの職人さんに感激です。最近は前者の方が圧倒的に多い気がするなぁ。
最後まで作り込まず、使い主の使い方に最後の仕上げを委ねた食器棚。本当に今日はいい出会いをしました。

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by nabe_tk | 2007-04-28 22:31
変わらない。
こんにちは。
今日は学校の用が早めに済んだので寄り道をして帰りました。前々から行こうと思っていた古賀志山の麓の農村地帯。日光と宇都宮と鹿沼が交わるところです。
田植えのために水を引いた畑に夕日が反射して、とても美しい光景。その中でおじいさん、おばあさんが一日の片付けをしています。鯉のぼりは風に乗って泳ぎ、古賀志山がそれをおおらかに眺めている。
昔から変わらないこの風景。飾らない自然も人々の生活も美しい。こんな田舎に生まれて良かった。故郷がこんな風景で良かった、としみじみ感じました。

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by nabe_tk | 2007-04-27 19:01
研究発表。
こんにちは。ワタナベです。
最近は雨が多いですね。いつもは自宅から見える古賀志山が、最近は靄と霧の中です。
さて、先週の日曜日、NPO鹿沼学舎の定期総会の時間をお借りして、「旧鹿沼宿における歴史的資産の保全活用に関する研究」の研究成果報告を行いました。3月まで1年に渡って行ってきた、鹿沼旧市街地に残る戦前より前の建造物を調査した、卒業研究の、地元では初のご報告です。東京や神奈川では数回、発表の機会がありましたが、今回は今までで一番緊張しました。地元の方が相手なので、一切のごまかしは効かないということですね。(今までごまかしていたわけではないですが・・・)
研究の成果を分かりやすく伝えたいなぁ、という気持ちはもちろんあって、それ以上に気を付けたのが、「楽しそうに発表しよう」ということでした。笑顔と大きな声。スクリーンに映したスライドには、寅さんや僕の可愛い(?)幼少時代の写真を交え、堅苦しくない発表にしよう、と心がけました。ただ、もうちょっと会場側を見て話せば良かったなぁ、スクリーンばっかり見てたなぁ、と反省しています。
とにもかくにも、地元の方々の、研究に対する反応を初めて見られたので良かったです。真剣に聞いて下さったこと、本当にありがとうございました。このような機会を与えて下さった鹿沼学舎の方々にも、心より感謝いたします。
僕にはあと2年、学生として研究の余地が残されています。さて、次は鹿沼の何を研究しようか、どんな活動をしていこうか、じっくり考えてみます。

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by nabe_tk | 2007-04-25 21:46