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これが本気っていうものだ
旧市街の中に取り残されたように存在しているお店。ここだけ20世紀?と思わずにはいられません。ここは鹿沼屋台夢箒・大坂屋さんです。

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駐車場には取り扱う商品がところ狭しと並んでいて、歩道にまで飛び出す勢い。2階の軒下には鹿沼箒が下げられています。
僕はこのお店が大好きです。と言うより、この商売魂を尊敬します。自分の商品をこんなにも自慢気に、そして誇らし気に商売するお店が、他に思い浮かびません。きっと、このお店のご主人は鹿沼が本当に大好きで、ご自分の商売にも自信を持たれているのだと思います。
最近、この大阪屋さんは道路の拡幅のために、以前お店のあった場所から少し北に移動してお店を続けられています。以前のお店は江戸〜明治に建てられた町家で、移動するにあたって部材の一部を新店にも再利用されています。

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旧店舗の写真は森山眞弓公式Webサイトより転載しました。
http://www.mayumi.gr.jp/

この大阪屋さんの商売根性。商人の町として栄えた鹿沼宿らしいです。
大阪屋さんのような方がいる鹿沼を誇らしく思いました。
by nabe_tk | 2007-06-22 21:19
ヒューマンスケール
まちのど真ん中を車が走るための広い道路が貫いています。もちろん、道が広くなれば車は走りやすいですね?
でもでも、よーく考えてみると不都合なこともあると思います。僕が一番思うのは、どこもかしこも同じような景色になったことで、自分のいる場所が分からなくなります。「アレレ、この信号?それとも次の信号?」という具合に。
皆さんも経験ありませんか?直線道路で、信号が短い間隔で先に続いていると、自分がいる交差点の信号とその先の信号を間違えること。僕はよくあります。
最近では、町の中が「車のためのデザイン」で溢れていると思います。何かと車が大きな顔をしています。なぜ、歩行者が歩道橋で道を渡らなきゃ行けないのでしょうか。なぜ、歩行者があんなに信号待ちをするのでしょうか。なぜ、歩行者が猛スピードで走る車に怯えなきゃいけないのでしょうか。
もちろん自動車は生活に欠かせないもの。交通機関の少ない地方ではなおさらのことです。しかし、人の歩くという行為は普遍的です。人は歩く。もっと、歩くためのデザインを考えてもいいと思います。

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by nabe_tk | 2007-06-21 23:24
絵図は飽きない
かぬまにも古い絵図がたくさん残されています。
ワタナベは暇なときに絵図を眺めます。すると、ときどきある発見がある。

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左は現在の写真、右は大正時代の町並みを描いた絵図の一部分です。この2つに写っているのは同じ場所です。左写真のニュー叶屋さんの外観を見てください。とても特徴的ですネ。そして右絵図の叶ヤ支店を見てください。どうですか?似ていませんか?おそらく、建物自体は建て替えられていると考えられますが、道路面の外観の様子は引き継がれています。
次に、叶屋さんの向かって左隣の精美社という建物を見てください。いわゆる、切妻屋根で平入(棟木に対して垂直に入口をとる形式)の町家ですが、現在も大正時代でも同じ建物形式を持っています。こちらのお宅も、建物自体は建て替えられていますが、建物の形式は引き継がれています。
鹿沼は変わってしまった、とよく聞かれますが、注意深く見てみると実は変わっていないところもたくさんあります。
by nabe_tk | 2007-06-18 08:41
路地のちから
とてもいい天気でした。こんなに空気が澄んで、景色がこんなに遠くまで見える日は久しぶりでした。そんな日はまちを歩くにかぎります。
先日栃木市で、東京大学の都市工学科の教授を務められている、西村先生の公開講義がありました。主題は「路地の可能性(レトロを越えて路地の意味するもの)」というものです。路地には、その雰囲気の魅力だけではなく、もっと都市的に見ても様々な可能性を秘めている、という内容でした。
別の講演で谷村新司さんが言っていましたが、日本人には「グレーゾーン」な独特の感覚があるそうです。欧米人に比べて自分の気持ちをハッキリさせないというか、普通を好むと言うか、白でも黒でもない微妙な位置を好む考え方。日本人にはその感覚が大きく働いているそうです。
路地も「グレーゾーン」なものだと思います。個人的な場所でもなく、まるっきり外の世界でもない。外の世界というと、車がビュンビュン走っていて、車が中心の計画になっていますが(歩道橋で人が遠回りしなければならないとか...)、路地は完全に人間の尺度になっています。
そんなお話に刺激を受けて、鹿沼旧市街の路地散策をしました。鹿沼旧市街には路地がとても多くて、きっと密接なコミュニティが出来ていたんだろうなぁと思います。
道でもなく、個人的な場所でもない。外でもなく内でもない。路地って何だか魅力的です。

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by nabe_tk | 2007-06-15 20:50
市の花、さつき
本日2度目の更新ですね。こんにちは。
昨日、伯父にさつきをもらいました。鹿沼の「市の花」に指定されている花です。これまでの個人的なイメージでは、さつきはおじさんの盆栽で扱われていて、若者には馴染みがないなぁ、と思っていました。でも昨日このさつきをもらってみて、「お、意外といいぞ」と思いました。
それは大きさ。よく見るさつきはA3サイズくらいの大きさで、なかなか世話が大変そう。でもこのさつきはiPodサイズ。お手軽でカワイイです。鹿沼市茂呂に花木センター(全国的に有名な、さつきを主に扱う園芸施設)がありますが、ここでもこの大きさはなかったんじゃないかな?
もちろん土は鹿沼土。全国どこのホームセンター行っても、園芸に勧められる土が、この鹿沼土です。まさに鹿沼ならではの組み合わせ。

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by nabe_tk | 2007-06-04 18:33
久しぶりの散策
こんにちは。久しぶりの更新です。
先日、鹿沼文化センターにて「東武日光沿線サミット」なるものに行ってきました。例幣使街道筋であり、現在は東武日光線沿いのまちまちで連携して、経済を活性化していこう、という掛け声のもと、それぞれの地域でのまちづくり実践者が集まり、お話を聞くイベントです。
それぞれのまちの事例紹介は、現況を知る上でとても楽しかったです。でも、この会議主催側が具体的にどう連携して、何をしていきたいかをもっと知りたかったです。(僕の活動にも言えますが・・・)
それと、イベント3時間の内、1時間が政治家の挨拶に割いたのにも驚きました。県知事以外は皆、原稿を棒読みされていました。残念です。

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帰りには、神奈川大学で建築を学び、宿場の水路について研究している友達と一緒に旧市街を歩きました。下の写真は通称“ぶた公園”(末広町)。
by nabe_tk | 2007-06-04 15:41