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「大谷石類似石」と括られる石
大谷石は全国的にも有名な凝灰岩で、産出地である栃木県はもちろん全国で建材として使用されています。
大谷石の中にもさらに種類が分けられますが、一般に「大谷石類似石」もしくは「大谷石」として認知されているようです。

鹿沼の古い蔵や塀に用いられている石材は、厳密には大谷石ではなくて、深岩石という「大谷石類似石」です。
(深岩石については以前の記事をどうぞ)

深岩石の他に、板橋石というものもあります。これもいわゆる「大谷石類似石」として認知される、日光方面によく見られる石材です。

今日、これらの石材の研究論文を書いた後輩に深岩石と板橋石をもらいました。

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左が深岩石、右が板橋石です。
茶色の節(ミソ)が多い深岩石に対し、板橋石は真っ白です。

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写真左側:深岩石の蔵

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板橋石の蔵

こんなにも雰囲気が変わります。
荒々しい深岩石と繊細な板橋石です。

ちなみに後輩の研究では板橋石は、大谷石や深岩石に比べ組織が微細で圧縮強度は約2倍でした。
by nabe_tk | 2008-02-28 18:36
栄町の防犯灯
写真は栄町の大通り沿いの様子です。
大型スーパーやファミレスの建ち並ぶ、いわいるロードサイドの商店街。

ここは歩いている人も全くいませんし、車が走っているだけ。そこで地元商店会が防犯灯として街路樹に電飾を巻き付けたのですが、これが正直、電飾の量の中途半端さに冬の寒さが加わり、とても寒々しい印象です。巻き付けられた街路樹もこれでは可哀想です。

これで防犯性の向上と言えるのかも疑問です。
防犯に重要なのは「人のいる気配」ではないでしょうか。通り沿いの住居から灯りが漏れていたり、夕飯の匂いがしていたり、もちろん人が歩いていたり。決して電飾で解決できる問題ではありません。

防犯への手放しの対策が、逆に寒々しさを助長しているのが残念です。

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by nabe_tk | 2008-02-24 22:54
春ですね
まちを歩いていると、なんとなく空気の匂いが変わったことに気付きました。もうすぐ春です。

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by nabe_tk | 2008-02-23 14:25
おもてなし
今日は「お宅様の住宅を調査させてください」というお願いに旧市街を回りました。
もちろん、断られてしまうこともありますが、今回伺ったお宅の方は、電話連絡を前もってさせていただいただけの急な訪問にも関わらず、快く座敷に迎え入れてくださりました。
今日は簡単なご挨拶のみでしたが、後日、室内の案内と外観のスケッチくらいなら、とお許しいただき、簡単な調査を行うことになりました。
急な訪問にもお宅に他人を上げるということは、毎日のお掃除など、丁寧に住まわれているのだろうなぁと感じます。
実際、今までに伺った歴史のあるお宅ほほとんどが整理整頓が行き届いていました。
柱や床などの木部はしっかり磨かれており、美しい艶が出ています。
そういう、ものを大切に使う住まい方は本当に豊かで美しいと思います。

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末広町 清林寺
by nabe_tk | 2008-02-17 14:53
下校道がなくなっていた
以前の記事でも書きました、鹿沼旧市街と宇都宮をまっすぐに結ぶ古峰原宮通りの新道事業です。
この付近には僕の母校(中学校)があるのですが、当時毎日使っていた帰り道がこの事業により無くなっていました。あぜ道や水路脇や路地をくぐるとても雰囲気のある帰り道だったのですが。
残っているのは住宅がぽつんと一つだけです。

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by nabe_tk | 2008-02-16 16:31
旧ジャスコ、解体しています
昭和の末から平成の始まりまで営業し、多くの人で賑わった旧市街の中のジャスコ。
閉店して10年以上、廃墟のまま放置されていましたが、ようやく取り壊しに入りました。旧市街に無理矢理に押し込まれたような巨大なボリュームが消えようとしています。
鹿沼市は、大型バスも入れる駐車場を備えた「道の駅」のような広場を計画しているようです。

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一昨年のジャスコの様子


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現在のジャスコの様子
by nabe_tk | 2008-02-15 20:14
路地は猫くんの散歩道
鹿沼の旧市街にはたくさんの路地があります。
曲がりくねったり、狭くなったり、広くなったり、行き止まったりします。
植木などの植物が置かれていたり、ご飯のいいにおいがしてきたりします。
家と家との窓が向かい合って、奥様同士で路地を挟んでお話をするなんてこともあります。
路地は近所付き合いの大切なコミュニケーション手段なのですね。
もちろん、猫くんにとっても大切な生活道路です。大きい通りは車が走って危ないものね。

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by nabe_tk | 2008-02-14 09:32
これからです
鹿沼市より、歴史的建造物調査に対する後援をいただくことが出来ました。
これで調査研究が円滑になっていくといいなあと思います。

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by nabe_tk | 2008-02-13 15:26
竣工は始まり?それとも終わり?
去年、取り壊された建物です。
戸袋や雨戸の焼けた杉板の色合いがとても美しいです。建てたときが始まりで、長い年月をかけてだんだんと味わいが増していったんだろうなぁと感じます。
建てられたときがピークで、だんだんと汚れて、美しいとは逆の方向にいく建物も最近では多いように感じます。

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by nabe_tk | 2008-02-07 12:07
これからの動向が気になります
以前の記事にも書きましたが、鹿沼の旧市街を貫く古峰原宮通りの拡幅事業は、もう仕上げ段階に来ているようです。
立ち退きを迫られた道路沿いの住宅はほとんどが姿を消し、セットバックしたのち建て替えが完了しています。が、工事が完了しようとしている今なお、一軒だけ立ち退きを拒み、そこで生活を送られているお宅があります。
高齢者にとって、住まいの立ち退き・引っ越しはとても労力のいることです。また、長年その場所で生活をしてきたことを考えると、その場所を離れることはとても寂しいことのように思います。

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by nabe_tk | 2008-02-03 18:55