交点
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交点に興味がある。
交点、線と線が交わるポイント。
そこには、平部にはない、立ち回りが見てとれる。
実り有る会議を執り仕切る名司会者の心配りのような、そんな立ち回り。

タイル材などで、角部に用いるものを「役物」という。
役。
「務め」や「仕事」とも言い換えられる。
線と線の交点である角には、
それらの交わり方をさばく仕事術がある。

実務に就いて、よくわかる。
設計は、交点のあり方、
材料と材料のぶつけ方、
外部と内部のぶつけ方、
人工と自然のぶつけ方、
ハードとソフトのぶつけ方、
人間と人間のぶつけ方、
そこに殆どの時間を割いている。
by nabe_tk | 2010-09-20 20:27
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