住宅とまち
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住宅がその町に及ぼす影響はとても大きい気がします。
具体的に言えば、例えば、道路から家族の笑い声が聞こえてきたらそれはとても豊かな気持ちになりますし、灯りが漏れてくるだけでも人の気配を感じて安心することが出来ます。

人工的で無機質な表情を道側にさらしているところでは、歩く楽しみも減りますが、逆に、板塀の隙間から庭の緑や洗濯物がのぞいていると、まちの表情に深みが出ます。
たとえ古くて立派な建物が残っていなくても、それらが「町並み」となって町の個性を形作っていくんだと思います。

こういう風に考えると、町の表情は住宅によって決定されているところがあるのです。
住宅のあり方をもっと考えれば、町全体はもっと豊かになる気がします。
by nabe_tk | 2008-05-24 11:41
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