鹿沼 旧市街の道 その2
前回の記事からの続きです。
旧市街の道、交差点に見られる特徴は何でしょうか、というお話です。

それは、

十字路が極端に少ないということです。
道が4方から集まる、十字路になりそうなところも、
微妙にズラしたりして十字路を避けています。
十字路が少ないということは、どういうことでしょうか。

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写真は、同じ交差点(下横町)の区画整理前後の様子を写したものです。
左は十字路でなかった区画整理前、右は十字路に修正された区画整理後。

十字路でなかった頃は、視線が正面の商店にぶつかり、
歩行者に視覚的特徴を認知させるので、結果としてそこが町の要所になります。

一方、十字路になると、どこから来ても同じような風景になるため、
特徴のない、要所とならない、ただの通過的箇所の一つになってしまうのが分かります。

近年、特徴のない閑散とした都市風景になってしまった旧市街の背景には、
効率的に自動車交通を処理するための十字路を多用する都市整備があるのです。

この他にも、非十字路の優れた効用はたくさんあります。
そちらは是非、鹿沼市立図書館で閲覧してみてください。
図書館ウェブサイトの図書検索にて「鹿沼市旧市街」などのキーワードでヒットします。
今すぐお読みいただける概要版はこちらからどうぞ。

)区画整理前の写真は、小室均氏から提供していただきました。
by nabe_tk | 2009-03-29 23:26
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